<JR特急乗車記>常磐線全線運転再開1番電車 ひたち3号に乗ってきた。
こんにちは! コロナウイルスの影響により大学の新学期が未定になり絶賛ブログ作成中です
さて、前回高輪ゲートウェイ駅の訪問記を書きましたが今回も同じく3/14に行われた(正確には復旧した)常磐線特急の東京(上野)と仙台直通1番列車に乗ってきたので今更ながら書いていきたいと思います。
それではよろしくお願いします。
今回の常磐線全線運転再開は先立つ3月4日に放射線量が高かった帰還困難区域の避難指示が一部解除に伴うものであり、復興の一区切りをつけるようなものであり復興の象徴でもあります。
発車ホームの行先表示板には駅員さんハンドメイドの「おかえりなさい! 仙台行きひたち号」の文字も出てきました。かつては仙台行きのひたち号があったことを思い出させる感動的な演出で思わず鳥肌が立ってしまいました。
因みに偏見の塊みたいなもんですがJR東と東海はあまり演出とか特別なことはしないイメージだったので意外でした
仙台まではE657系で向かいます。(向かいます。と言ってもE657系しかないのですが、、、)昔はフレッシュひたちなどて運用されてるE653系など数多くあった常磐特急も今ではE657系のみになってしまい少し残念ですが、657系自体は初めの乗車ですので、楽しみです。
車両も仙台駅の表示に切り替わりました。それでは乗車していきます。
車両に乗り込み、無事1番のチケットが取れた喜びを噛み締めていますf^_^;
3/14はJR東日本管内だけでも高輪ゲートウェイ駅開業のほかサフィール踊り子やE257系の踊り子運用開始などヲタクが喜びそうなイベントが盛り沢山ですが、この1番列車も例にもれず満席でした。しかし常磐線特急は座席未指定券を使い立席で利用することもできます。
乗車時に駅員さんから記念グッズを頂きました。いままで新幹線の1番電車には数回乗車する事はありましたが、記念グッズの配布に遭遇したのは初めてでした!JR東日本による常磐線の全線開通の重要度が分かります。
上野駅発車前から車掌さんより「途中沿線からJR東日本グループの社員がお見送りいたします。」等のアナウンスがあり、途中 三河島、北千住、柏、日立、いわき でお見送りを受けました。
(詳細はYouTubeをご覧ください)
北千住駅発車後沿線の建物より
柏駅より
ちなみにこの柏駅のお見送りはJRの駅員さんの他に東武の駅員さんもいらっしゃいます。同業他社ではありますが気持ちは一緒と言うことが切にわかります。 上野乗車時から仙台到着まで終始胸が暖まる出来事が有りましたが、ここが一番感動した場面です。
日立駅より
いわき駅より
こちらにまとめてみましたのでぜひご覧ください!!
それでは一通りのイベントが終了し、黙々と富岡に向かいます。
列車は富岡に到着です。 当駅から運転再開区間(富岡ー浪江)に入ります。
ここから今回の常磐線全線運転再開の見どころであり、当駅からもそこそこ多くの方が乗車してきました。
すっかり単線区間に入りましたが、富岡駅から舗装された道路が線路横に続いています。一応、柵もあり一般人(車両)は入れないようになっているので作業用でしょうか? 他では見たことないので気になります。
列車は双葉駅に到着です。富岡からの舗装された道路が駅構内にも続いています。元々線路があった跡なのかやはり不思議です。 BRTみたいですね。
東日本大震災で地震や津波だけではなく原発事故で多大な被害を受け今日までに報道等で幾度となく聞いた双葉町ですが、駅のホームには町の人々の他にJR東日本社長、双葉町町長、国交大臣がいらして今回の常磐線全線運転再開がいかに重要であり、復興の1つの契機である事を身をもって実感しました。
続いて電車は浪江駅に到着です。
こちらも東日本大震災で地震や津波に加えて原発事故で甚大な被害を受けた浪江町に属する駅で、ホーム上には先の双葉駅と同様、町の人々が数多くいらっしゃいました。
この駅で帰還困難区域の避難指示一部解除に伴う運転再開区間が終わります。
桃内駅で仙台発東京方面1番電車である ひたち14号と入れ違いました。ひたち14号側も東京方面の1番列車ということもありとても混んでいるような様子でした。
向こう側からこちらを撮影する方も多くいました。
原ノ町駅に到着です。本日のダイヤ改正により品川・上野発 原ノ町行きの普通列車も運行されます。18きっぷユーザーにはありがたい列車ですね
乗車のひたち3号は岩沼駅を通過しいよいよ仙台駅に到着です。因みに常磐線はこの駅までで、ここからは東北本線を走行します。
およそ4時間半の乗車で仙台に到着です。E657が仙台にいるのは非常に違和感がありますね!!
今回の常磐線全線運転再開1番列車ひたち3号の乗車は肌で復興や復興にかける人々の想いを感じれる胸の温まる涙腺の緩むような乗車でした。
何度も述べてるようにこの常磐線の全線運転再開は復興の一つの節目であり沿線の各地で現地の人が手を振って、カメラを向けてお見送りを受け、我々が普段当たり前に載っている「鉄道」がいかに大切なものであるかを直に感じる事ができました。
また、今回の運転再開区間は復興の様子を間近に見ることも出来る他、ローカルな土地(あまり良い言い方をしないならば、路線が新設されないような土地)に真新しい設備を備えたどこか違和感のある光景などもあり4時間半と乗車時間は長いものの鉄道ファンではなくとも一度は乗ってみるべき路線ではないかと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
乗車日:2020/ 3/14(土) ←常磐線全線運転再開初日
列車名:ひたち3号
区間:上野-仙台
乗車クラス:普通車指定席
車番:E567
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー